深夜0時、キミと待ち合わせ。

「そばにいて、柿崎たちのこと考えないように適当に話し相手になってくれればそれでいいと思ってた。
最初に、俺に言ったやつ、「私に興味ないでしょ」って。あれ、当たり」


そんなこと、知ってた。

本人からはっきり肯定されることが、想像よりもずっと辛い。


すっかり頭を撫でる手が止まったその手を、真夜中くんがつかむ。


「でもさ、俺がからかうことにまともに返してきたり、真顔で注意したり。とか思ったら、すぐ真っ赤になったりとか、無言ちゃん面白いから」

「……」


褒められて……は、いない。

けなされて……も、微妙。

反応に困っていると、真夜中くんは声を出して笑った。


「あのふたりから逃げてきてただけだったのに、図書館に行くのが楽しくなってた」


脈が速くなる。

掴まれた手から、バレてしまう。


「前にも言ったでしょ。俺は、無言ちゃんに会いにここに来てるって」