深夜0時、キミと待ち合わせ。

立ち止まっているのに、手を離さない。

その気持ちは、私には分からない。


「あ、あの……」


先に口を開いたのは私。

裏返ったのが恥ずかしくて、喉を押さえて咳をひとつ。


「あの……、大丈夫、鈴木くん、本当に何もしてないから……」


自分でこれを言うのも複雑な気分。

自意識過剰みたいで。


真夜中くんが何も答えてくれないから、辛い。


「た、助けてくれたんだよね?でも大丈夫……」

「そうじゃなくて」

「――っ!!」


腕をぐいっと引き寄せられ、息が止まった。


「そうじゃなくて!鈴木といるところ、俺が――」