「ごめん!」
廊下の突き当たりで、鈴木くんはパンッと手を合わせて私に謝った。
「え?え?なにが……」
「音無、今日ずっと挙動不審っつーか、真夜中のこと見て変な顔ばっかしてたから。俺が、あの告白させたから、ふたり気まずいのかな、と……」
思い出すと、顔がボンッと弾けるように熱くなる。
出来れば忘れて欲しい。
「ううん、鈴木くんのせいじゃない……。私が勝手に……、タイミングも悪くて……」
恥ずかしい。逃げたい。
しかも挙動不審。
いつ見られていたんだろう……。
「へ、変な顔、してた……?人から見て分かるくらい……」
泣きそうになりながら問いかけると、鈴木くんはフッと苦笑いをした。



