目で追っちゃいけない。
そう思えば思うほど気づくと視界の中に入っていて、目が合いそうになって反射的にそらす。
そんな行動を続けて、昼休み。
つ、疲れた……。
かろうじて目が合うことは避けられたけれど、絶対私感じ悪かった……。
こんなことばっかりしていたら、嫌われる……。
ううん、もう嫌われたかもしれないんだった。
ただでさえ沈んでいた気持ちが、さらにズーンと重たくなる。
ため息をついて、席を立つと、
「ごめん、音無、ちょっと……」
目の前に鈴木くんがいた。
彼とは、あの告白を聞かれて以来の対面になる。
申し訳なさそうな表情を見たら、断るのは失礼な気がして、私は少しだけためらい、あとをついていくことに決めた。



