深夜0時、キミと待ち合わせ。

佐伯くんの話。

それは、十中八九柿崎さんのこと。

男子とふたりきりなんて、緊張でどうにかなっちゃいそうだけど……。


「……はい」


私はこくんとうなずいた。



佐伯くんの後をついてたどり着いたのは、4階の廊下。

この階には特別教室しかないから、朝のホームルーム前の今は人がいない。


「あのさ……、ののかって、……どう?」


佐伯くんは、言いづらそうに私の顔をチラッと見る。

「どう?」って、どんなことを話せばいいんだろう……。