深夜0時、キミと待ち合わせ。

「馬鹿なこと言ってないで。彼女じゃないなら、気軽に触ったりしないの。ほら、授業戻りなさい」


先生に無理やり立たされたのだろうか。

椅子がガタンと大きく音を立てた。

普通の人なら、さっき先生が声を上げた時点で起きていて、今の音で完全に覚醒していただろう。


ずっと額を触っていた手の平はひんやりしていて、気持ちよかった。


カーテンを乱暴に開けた音は、きっと先生。


「だってこの子のそばにいると、よく眠れるから」


去り際に聞いたのは、名残惜しそうな真夜中くんの声だった。