深夜0時、キミと待ち合わせ。

背中側でドアが開いて、緊張で背筋がぴしっと伸びた。

慌てて立ち上がる。

そこにいるのが真夜中くんなのかと思って、そっと振り向くと、


「音無?」

「……鈴木くん」


あの日の告白を思い出して、違った意味でまた緊張感が走る。

お店の中にいたんだ。
全然気づかなかった……。


鈴木くんも、突然私を見つけて、戸惑っているみたい。


「さっき……、真夜中も中にいたんだけど、もしかしてふたりで来たの?」

「……うん」

「そっか……」


鈴木くんは深く息を吐いて、

「じゃあ、やっぱり、付き合ってんだ?」

「う、ううん!違うの。そんなんじゃなくて、今日だって元々は4人で来ていて……」


私は自分の前でパタパタ手を振りながら否定をした。


「っ……、でも」


その手をぎゅっと握って、決意をする。


「私は……、好きなの。真夜中くんのことが」