そこから、真夜中くんはもうひと眠りして、目を覚ました頃には外は暗くなっていた。 「あー、よく寝た。久々に」 嘘だ。 毎日授業中によく寝ているのを、私は知っている。 ふたりで図書館の外に出て、並んで歩く。 「どこか行きたいとこある?」 「あ、私、本屋さんに行こうかと思ってたの。でも、真夜中くんは先に帰っちゃってもいいよ」 「俺も行く。どうせ帰る場所は同じとこじゃん」 「そう……」 “帰る場所は同じ”って、なんかいいな……。 また、夜に会える。