深夜0時、キミと待ち合わせ。

「い、痛……、ひどい……」

「ご、ごめ……っ、ふっ……、ははっ」


それ、全然謝ってないし。

涙目の私を見て、ずっと笑っている。

真夜中くんも、違う意味で涙目。



今日、初めてかも。

ちゃんと楽しそうにしている真夜中くんを見たのは。


笑い顔、可愛い――


「可愛いね」


それは、私のセリフ。

心の中を読まれたのかと思った。


先ほどとは違う、嬉しそうな笑顔を浮かべて私の目をまっすぐ見た。


「やっぱり俺は、無言ちゃんとふたりきりが一番好きだな」