……分かってたもん。
何度拒否をしても、幾度となく続けられてきた行為だったから、きっとあの言葉もそういう意味だって。
分かっていたのに。
「……」
現在地、街の図書館。
椅子に座って本を読む私の隣には、当然のように私の肩に頭を乗せて熟睡する真夜中くん。
……分かってたけど……!
変なことを少しでも考えなかったと言えば嘘になる。
ずっと眠そうだったしね……。
きっとどこかで休みたくて仕方なかったんだ。
図書館なら静かだし、いつもみたいに読書中の私の肩を枕に出来るし。
ただ、寮の敷地内にある図書館と違うところは、昼間だから明るいこと。
そして、利用客は周りにたくさんいるから、この状況をジロジロと見られてしまうこと。
……恥ずかしい。



