深夜0時、キミと待ち合わせ。

だから、そういうことは、好きな人以外に……。

ダメ、無理。

言葉にならない。

やっぱり、また言えない。

だって、嬉しい……。


「お待たせ致しました。オムライスのお客様は……」


ふたりがまだ戻ってきていないのに、頼んだ料理が来てしまった。

確か、オムライスは柿崎さん。


「えっと、それはこの席に……」


私は、店員さんに、自分の目の前の席を指差した。


「ごゆっくりどうぞ」


店員さんが去り、再びふたりきり。

トイレ結構長いな。ポーチも持っていったようだし、メイク直しかな。

料理冷めちゃいそう。


「それ柿崎の?」

「そうだよ。注文してるとき聞いてなかったっけ?」

「眠かった」


……そうでした。