深夜0時、キミと待ち合わせ。

柿崎さん、ちょっと変……?


……と、いうか。


「……」

「……」


佐伯くんとふたりは、気まずい。

正確にはふたりではないけど、私の隣の人は寝てるし。


「……俺もトイレ行ってくる」

「あ、はい……」


沈黙に耐えれなかったのか、佐伯くんもすぐに席を立った。

何だか申し訳ない。


ため息をついて、目だけを動かして真夜中くんを見る。


「真夜中くん、料理来ちゃうよ?」


小さな声で言ってみるけど、反応はなし。


「真夜中くん」


返ってくるのは、寝息のみ。


――『レイジくん』


私は、ごくんとひとつ飲み込んで、口を開いた。


「……レイジ……くん」