深夜0時、キミと待ち合わせ。

柿崎さんは、佐伯くんをドンッと強めに押した後、まじまじと真夜中くんの寝顔を見た。


「女の子のことあだ名で呼んだり、本当に、こんなレイジくん初めて見る……」


少し悲しそうな表情で、声が低くて、柿崎さんらしくない。

つい先程までのテンションの差が激しくて、戸惑ってしまう。


「柿崎さん……?」

「ののか」


私と佐伯くんは、ほぼ同時に声をかけた。

すぐに柿崎さんはニコッと笑い、席を立つ。


「のの、トイレっ」

「堂々と言うなよ」

「えへっ」


佐伯くんのツッコミにも笑顔で答え、その場を去っていった。