真夜中くんは、お昼に寝てしまうから、夜に寝れなくなるだけなのだろう。

それを毎日繰り返しているから、悪循環になってしまうわけで……。


「……」

「……」


どうしてだろう。

真夜中くんとは、一緒にいても苦しくない。

沈黙すら、怖くない。

それは……


「戻んないの?」

「うん……」


だって、きっと私も、今日は眠れない。


「変なことしちゃうよ」

「いいよ、別に」


君は、私に興味がないから、きっとそんなことはしない。