深夜0時、キミと待ち合わせ。

「う、ううん、ちょっと可愛いなって見てただけだから……」

「ふーん。そう?これが?」

「うん、可愛い。ま……」


真夜中くんに似てて。


「ん?」

「あ、このシリーズの時計、今柿崎さんたちが取ってるんだよ」


中途半端に誤魔化して、柿崎さんがいるクレーンゲームを指さす。

惜しいところまでいった佐伯くんが、「あー!」と、大きな声を上げていた。


「へぇ……。大丈夫かね。佐伯もそんなに上手くなかったはずだけど」

「そうなんだ……」


佐伯くんのことを話しながら、真夜中くんの視線の先は……。


「……」


私は気づかないふりをして、遠くから、ただゲームの行方を見守った。