深夜0時、キミと待ち合わせ。

「でも、危ないのは本当だから、早く帰った方がいいんじゃない」

「真夜中く……、新谷くんは……」

「真夜中でいいよ、無言ちゃん」


「ちゃん」になった……。

不思議な人。
学校での雰囲気と、全然違う。


「真夜中くんは、寮に帰らないの?」

「うん」


微笑みの後に、


「夜は、眠れないんだ」


薄く開いたまぶたから、黒い瞳が現れた。

どこを……見ているんだろう。

目の前にいるのは、私なのに。