ゲームセンターに着いて、まずは入口を入った途端の大音量に驚いた。
クレーンゲームや、メダルゲーム、体感ゲームなどから、様々なメロディが混ざりあって、すごいことになっている。
「お、音……、すごいんだね……」
初めての感覚に、思わず呟くと、
「なに?聞こえない」
「!!」
周りの音に、私の声は完全にかき消されてしまったらしい。
真夜中くんが、身長を合わせるために屈んで、耳を寄せてきた。
ち、近い……!
「な、な、……なんでもない」
思わず顔を背けてしまった。
図書館では、もっと近づいているくせに。
私の意気地無し……。



