結局、私たちは4人で出かけることになり、寮を出た。
目的地は聞いていない。
ただ、佐伯くんが「ゲーセンに行く」と言ったから、そこだけは行くのだろうけど。
一番近いゲームセンターまでは、徒歩で充分たどり着ける距離。
前を柿崎さんと佐伯くんが並んで歩いて、その少し後ろを私と真夜中くんがついていく。
楽しそうに笑いながら話す柿崎さんに、適当な相づちを打ちながら歩く佐伯くん。
ふたりの横顔が、よく見える。
私たちふたりは、無言。
毎晩の図書館でもほとんど喋らないから、それは気にならないんだけど……。
「ふあぁ……」
真夜中くんが、ずっとあくびをしている。



