深夜0時、キミと待ち合わせ。

こんなセリフで、こんな状況で、なんて優しい笑顔なんだろう。

だけど……、何を考えているのか、分からない眼差し。


頬に、手が伸ばされる。

触れる直前、ビクッと肩が強ばって、私は1歩後ずさりをしてしまった。


「あ……」


拒絶した後の、彼の反応が怖くて、瞳を震わせる。

真夜中くんは、少しも表情を変えない。


「冗談だよ。何にもしない」


分かってしまった。

「可愛い」と言いながら、思わせぶりな素振りを見せながら、君は私に少しも興味が無い。