「無言さんっていうの?珍しい名前」
「あ、いえ、音無です……」
「そうなんだ。俺、佐伯です」
「は、はい……」
私と佐伯くんが、今さらの自己紹介をし合っていると、真夜中くんはくるりと身を翻(ひるがえ)して、
「部屋で寝る」
寮の中へ戻ろうとしたところを、寸前で佐伯くんが服をつかんで引き止めた。
「ちょ、ちょっと待った!お前が帰ったら、音無さんどうすんだよ。俺らに挟まれんのかわいそうだろ」
「あ、あの、私は……」
そんなに真夜中くんが嫌がるなら、私も帰るし……。
ふたりのデートの邪魔をするつもりもない。
「あ、いえ、音無です……」
「そうなんだ。俺、佐伯です」
「は、はい……」
私と佐伯くんが、今さらの自己紹介をし合っていると、真夜中くんはくるりと身を翻(ひるがえ)して、
「部屋で寝る」
寮の中へ戻ろうとしたところを、寸前で佐伯くんが服をつかんで引き止めた。
「ちょ、ちょっと待った!お前が帰ったら、音無さんどうすんだよ。俺らに挟まれんのかわいそうだろ」
「あ、あの、私は……」
そんなに真夜中くんが嫌がるなら、私も帰るし……。
ふたりのデートの邪魔をするつもりもない。



