男子寮が見えてきて、玄関の前では、男子ふたりが何かを言い合っていた。
佐伯くんが、真夜中くんの腕をつかんで、引き止めようとしているように見える。
「いたっ。タケくーん!お待たせーっ!」
柿崎さんが、大きく右手を掲げて、ぶんぶん振る。
それを見た真夜中くんは、佐伯くんをバッと反射的に見て、
「騙したな」
と、睨んだ。
「騙してない、騙してない。ゲーセン行くし。対戦したいっつーのも、嘘じゃねーし」
ってことにして、連れ出したんだ……。
「ゲーセン行きたい割には全然玄関から動かないから変だと思ったんだよ。無言ちゃんまで騙して連れてきたんだろ」
どちらかというと、私は思惑に加担してしまった側だから、申し訳ない気持ちになる。
佐伯くんが、真夜中くんの腕をつかんで、引き止めようとしているように見える。
「いたっ。タケくーん!お待たせーっ!」
柿崎さんが、大きく右手を掲げて、ぶんぶん振る。
それを見た真夜中くんは、佐伯くんをバッと反射的に見て、
「騙したな」
と、睨んだ。
「騙してない、騙してない。ゲーセン行くし。対戦したいっつーのも、嘘じゃねーし」
ってことにして、連れ出したんだ……。
「ゲーセン行きたい割には全然玄関から動かないから変だと思ったんだよ。無言ちゃんまで騙して連れてきたんだろ」
どちらかというと、私は思惑に加担してしまった側だから、申し訳ない気持ちになる。



