深夜0時、キミと待ち合わせ。

柿崎さんのスマホに佐伯くんからのメッセージが入り、どうやらすごく待たせてしまっているようで、
その上真夜中くんが逃げそうだという事態になっているらしく、私たちは慌てて男子寮まで走った。

また男子寮に行くことになるなんて。

今度こそ誰にも見つからないといいんだけど……。


「……」


走っていても、気になる。

脚に当たる、フワフワした感触。


せっかくのこのメイクに合う服を持っていない私に、柿崎さんが貸してくれた膝丈の白いチュールスカート。

こんな、女の子らしすぎる服は着たことがない。

断る時間すらなかった。


ちょっとだけ可愛いって思われたいとか、そんな気持ちはすっかり消えた。

どうか、どうか、どうか!
似合わないって思われませんように……!