深夜0時、キミと待ち合わせ。

恥ずかしい。
なんというか、一応女子の端くれとして。


そんな私を、柿崎さんはバカにしたり笑ったりするどころか、目をキラキラと輝かせて、


「じゃあ、ののがしてもいい!?紗帆ちゃん肌綺麗だから、ファンデの乗りすごくいいと思うんだぁ」


むしろワクワクしながら、私の前に立った。


――『確かに、いい子だ』


真夜中くんの言葉を思い出す。

うん、いい子……。

だから、私なんかじゃ全然足りない。


「髪型もさぁ、前みたいにおそろにしてみる?まだまだ試したいのがあってー」

「あ、ううん……、髪は、私、そのままで……」

「そーお?」

「うん、ありがとう……」


髪型は、……言ってくれたから。

いつも通りが好きだって……。