深夜0時、キミと待ち合わせ。

柿崎さんは、口に手を当てて「ふふっ」と意味深に笑い、すすっと私に近づいてきた。


「紗帆ちゃん、のの分かっちゃったんだぁ。好きな人ってレイジくんなんじゃない?」

「!?」


なんで!?

声にならない言葉で、柿崎さんに詰め寄る。

顔はきっと真っ赤。


「やっぱりぃー!前に一緒に学校行った時にね、後ろからふたり見てて、いい雰囲気だなって思ったんだぁ」

「あ……、え……」


やっぱりまだ言葉にならない。

いい雰囲気って、あれが?

真夜中くんに手を引っ張られて、柿崎さんと佐伯くんとの関係が気になって、居心地が悪くて。

だけど、結局ドキドキしてしまっていた。