深夜0時、キミと待ち合わせ。

昨日は部屋に……。

昨日だけ?


私は図書館に行かなかった。

部屋でずっと柿崎さんとふたりでいた。

つまり、それは……


「あれぇー?紗帆ちゃんどこ行ったんだろぉ。こんなとこで待たせたから怒っちゃったのかなぁ……」


柿崎さんの声が戻ってきて、茂みの隙間から覗くと、声の主が玄関前でキョロキョロしていた。


「あっ、行かなきゃ……、――!?」


立ち上がろうとしたら、一層強く腕を引かれ、痛さに思わず表情が歪んだ。


真夜中くんを見ると、目を見開いて私を見ていた。

信じられないものを見るような目で。


「真夜中くん……?」