「ど、どうしよう、来るまでどこかに隠れなきゃ……!」
キョロキョロと、その場で慌てて辺りを見回す私を、真夜中くんはフッと笑って、
「こっち」
私の腕を引いた。
「あ、わ……」
息付く暇もなく、連れられたのは、茂(しげ)みの陰。
ちょうど、草木の隙間から玄関が見える。
「ここなら、まぁ見つかんないでしょ」
「あ……りがとう……」
ふたりで隠れるように草木の後ろにしゃがんで、玄関を見る。
私を助けたら、真夜中くんはすぐに行ってしまうと思っていたのに、まだここにいる。
……まだ、腕をつかまれている。
早く脈打つ音が、聞こえませんように。
「無言ちゃんさぁ」
内緒話をするように、耳元で囁かれる。
くすぐったい……。
「何で昨日来なかったの?」
キョロキョロと、その場で慌てて辺りを見回す私を、真夜中くんはフッと笑って、
「こっち」
私の腕を引いた。
「あ、わ……」
息付く暇もなく、連れられたのは、茂(しげ)みの陰。
ちょうど、草木の隙間から玄関が見える。
「ここなら、まぁ見つかんないでしょ」
「あ……りがとう……」
ふたりで隠れるように草木の後ろにしゃがんで、玄関を見る。
私を助けたら、真夜中くんはすぐに行ってしまうと思っていたのに、まだここにいる。
……まだ、腕をつかまれている。
早く脈打つ音が、聞こえませんように。
「無言ちゃんさぁ」
内緒話をするように、耳元で囁かれる。
くすぐったい……。
「何で昨日来なかったの?」



