深夜0時、キミと待ち合わせ。

私は目を見開き、小さくうなずいた。


「そっか……。それって、お昼に一緒にいた人?」

「うん……」


ぽろっと涙が一滴落ちる。

息が苦しい。


「でも、彼が好きなのは私じゃないの……。私ばっかり好きなの……」


肩に乗る重みを思い出すだけで、切なくなっていく。


「うん、大丈夫。大丈夫だよ」


柿崎さんはそう言って、私の頭を撫でてくれた。

深くは聞かずに、ただ微笑んで、ずっと。



私はその日、図書館に行かなかった。

真夜中くんに会いたくなくて、だけどすごく顔が見たくて苦しかったけれど。


柿崎さんも、今日は彼の部屋に行くのはやめたようで、ずっと私のそばにいてくれた。