深夜0時、キミと待ち合わせ。

好きな人には、好きな人がいて。

私の中でそれはずっと、実体のない不確定なものだったのに……。

真夜中くんの恋は、辛く苦しいものなのかもしれない。

私の恋も……出口が見えない。

顔を見るたびに、好きになっていくのに。


せっかく心配してくれている柿崎さんに、相談したい。

だけど、言ってはいけない。

真実を確かめたわけでもない。

人の心は、簡単に暴いていいものじゃない。

好きな人の、大事な恋心……。


「柿崎さんの……話、聞いてもいい?」

「ののの話?」

「彼との始まりとか。……聞いてもいいかな?」


キラキラした、幸せな恋の話に触れてみたい。