深夜0時、キミと待ち合わせ。

「どこに行ってたの……?」

「前にさ、そこら辺勝手に探ってた時に非常用ライト見つけたの思い出したから、取ってきた。これで本読めるでしょ」

「……」


それだけのために?


「だからさ、まだ帰んないで、もう少しでいいからここにいなよ」


なにそれ……。

そんなの、こっちのセリフなのに。

そばにいてほしいのは、私の方。


「てか、本も落ちてんじゃん」


真夜中くんが、私が読んでいた本を拾う。


「はい」


渡された本を受け取った瞬間、そこにポタッと雫が落ちた。