深夜0時、キミと待ち合わせ。

誰に聞かせるわけでもなく、呟いたその時。

パッと目の前に光が射して、眩しさに目が眩(くら)んだ。

とっさにギュッと目を閉じると、


「大丈夫?」


かけられたのは、馴染みの声。

その明るさの中で目を開くと、その人は右手をこちらに差し出している。

左手には、懐中電灯。


「真っ暗だからって、慌てて転んだんだろ。案外ドジだな、無言ちゃん」

「真夜中くん……」


本物?

差し出された手に、自分の手を乗せてみる。

触れる……。