恋愛図書館


今まで下らない女としか関われなかったのが嘘みたいに、みんな良い子だったし。

優しくしてたつもりだし、好きになろうとしてたけど…


心の中は、いつも結歌で溢れてた。



今度こそ忘れなきゃって、
もういい加減忘れたいって!

もがいて、
俺なりに忘れる努力をして来たはずなのに…


どうしてなんだ…!




キミより可愛い子なんて、腐る程いる。

キミみたいに良い子だって、他にも…


積み重ねた思い出はまた、1から作り直せばいい。



なのに。




キミとの思い出は、他愛なくても…

かけがえなくて。




いつまでも心に、鮮やかな残像を残し続ける。