恋愛図書館

胸が熱を帯びて、ギュウギュウに詰まって…!



だけど突き動かされるように!

今度はその裏図書館のメッセージ本を、次々と読み漁った。








《○年6月の、メッセージ本を贈ります。


このごろ桜菜は、目が見えるようになって来たみたいで…
道哉によく似た瞳で、じーっと見つめて来ます。

すごく、すごく、可愛いのに…
なんだか胸が押し潰されちゃいます。

道哉の最後の目を思い出すと、どーしょうもなく苦しいです。
そんな目をさせてしまって、本当に申し訳ないです。

だけど。
自業自得とはいえ、ずっと目も合わせてくれなかったから…
やっと私を映してくれた瞳に、笑顔だけを残したかった。

だって泣く資格なんてないから、泣かないように。
めちゃくちゃ楽しくて、最高に幸せだったから、感謝を込めて。

そして、新しい命をありがとうって…
精いっぱい、精いっぱい、精いっぱい、
笑顔で伝えたかった。

それに図々しいけど、最後まで道哉の命でありたかった。

きっと不快な思いをさせたよね?
つくづく身勝手でごめんなさい。

どうか、全部忘れちゃっていいので…
道哉が今、笑顔であることを祈ってます。


でも、ごめんね…
やっぱり忘れられたくないかもです》