つーか、いつ出てく気だよ?

どーゆうつもりか、荷物をまとめる気配すらない。


親の意見に同意したんじゃなかったのか?

その証拠に、謝ってくる気配もない。



何考えてんだ?…鬱陶しい。


何にしろ、もう修復なんて不可能だ。
一緒に居ても、楽しいどころか息苦しい。


キミへの興味は不信感に変わって…

その愛情は憎しみに変わったんだ。




なのに俺の分まで…

日々、綺麗に施された洗濯物。
毎日、用意された夕食の痕跡。


やめてくれ!
俺たちはもう、終わったんだ…

そうだろ!?






「ま〜、アレじゃね?

住むトコ探してて、決まるまで居候させてもらう為のギブ&テイクってヤツ?」

巧には最近、結歌との状況を説明した所だ。


「つーか、実家に戻ればいいだろ…」


「バカ、うるさい親父さんなんだろ?
実家じゃ自由に恋愛出来ないから、その為の1人暮らしが必要なんだよ」


「…

つくづく、バカ女だな…」


結歌はこの先も、誰かと恋愛を重ねていくんだな…

勝手にすればいい。