無性に…

愛しさと守らなきゃって気持ちで埋め尽くされて!


思わず桜菜ちゃんを、優しく抱き包むと…



側で見守ってた広部さんは、瞳を濡らしてた。






どれだけ後悔したって、時間は戻せないし…
正直、結歌に合わす顔なんてないくらいだ。

だけど。


「結歌と、会わせて下さい…」


俺の細胞から、魂まで…
キミに会いたくて、暴れ狂ってる。




「はいっ…

なるべく早めに会って欲しいので…
早坂さんさえ良ければ、今から向かえますか?」

そう返されて。


急に心臓が、マグマみたいに熱い鼓動を激しくドクドクさせたけど…

俺は、覚悟するように頷いた。