恋愛図書館

「っ…
ん…、俺も文乃の新しい道、応援するよ。
そんで負けないくらい俺も、頑張るよ」


ずっと働いて来たこの店で、来月からはバイトになる。

時間的融通が利くようになる分、それを開業準備に充てて…


俺もとうとう、自分の夢へ踏み出そうとしてた。




「あとっ!

あと…
その子を掴まえられるように、祈ってるからねっ…」


そして、そう泣き笑う文乃が凄く綺麗で…
凄く愛しく思えて。

思わず抱きしめたくなったけど…


それを瞳に詰め込んで。
抱き包むように見つめて、微笑みながら頷いた。



ありがとう、文乃…

俺、何としてでも、望む未来を掴まえるよ。




だけどもう、結歌を探すのは止めたんだ。


俺はとっくに必要ないのか?なんて、弱気になったりもしたけど…

だからって諦めた訳じゃない。


結歌の愛を信じて、待つ事に決めたんだ。


もちろん、ただ待つだけじゃ掴まえられないかもしれないから…

例えば、俺の気持ちが伝わるような店名にしたりとか。

どこに居てもキミに届くくらい、有名になれるように頑張ったりとか。