恋愛図書館



日曜。

仕事を早上がりさせてもらった俺は…
記憶を辿って、たったひとつの手掛かりに向かった。



もしキミが、まだ俺を待ってたら…

こんなに遅くなってごめん。



時間がかかり過ぎたけど…
やっと過去にし忘れてた課題の、覚悟が決まったよ。



結歌の親と、もう1度向き合う覚悟。

心をガードする壁を、打ち壊す覚悟。

そして、結歌との絆を信じ抜く覚悟。


今さらで情けないけど…
俺には難しい覚悟だったんだ。


だけどそれでも!



俺の未来にはキミが絶対必要なんだ、って…

今日までの日々が教えてくれた。