すると、龍先輩の手が近づいてきて、


あたしの口もとに親指がふれた。




今度は手を自分の口もとに持っていき、


龍先輩は、

親指についていたごはん粒を食べた。



「…!」


ボッと顔が赤くなるのがわかった。




「美優なに赤くなってんだよ。


かわいいな」



「なっ…」




なにゆってんの…!!

恥ずかしいよ恥ずかしいよー…。




「もー、

美優、中口先輩とラブラブしすぎー」