「なんでそんなに嫌そうなの? 自分で言うのもどうかと思うけど、 俺に撮られるって結構貴重な体験だと思うけど。」 「まぁ、そうですけど……」 浮かない気分のまま、 俯く私に、 “まぁ、決まっちゃったし。 そういうことだから、よろしく。”と、 眩しいほど爽やかに言った相田さんに、 殺意まで抱きそうになった。