そのノートが終わるまで



「山名くん金魚すくいも射的も上手だねー。」

「…妹とよく来てたから。」

「妹いたんだー。山名くんお兄ちゃんっぽいもんね」


感情のかけらもない会話をつなげて。



「うわぁぁーん!!!!」


「うるせーんだよ。言うこと聞けってんだろ!」



どこからか子供の泣く声と男の人の怒鳴り声が聞こえる。



「ぁ、うぁ…ぃや、、」

「菜緒?」