そのとき何かが弾けたような感じがしたの。 きっとまだどこか、私のこと信じてくれるかもって思ってたんだろうね。 その日から、毎日喧嘩して強くなった。 男はみんな鉄のパイプを使うじゃんだったらそれに対抗して竹刀を使おうって思ったの。 毎日死にものぐるいだった。 そのとき、私が出会ったのは王龍だったの。 今から二代前の総長に拾われたの。 私が中学三年生の時にね、今使ってる竹刀もそのときの人がくれたの。 私の大切な宝物だよ。 ある日、喜来と戦うことになったの。 私は、もう迷わなかった。