「ひゃぁーっ!!ズコッ」


翔也の鋭い横蹴りを避けようとした瞬間尻もちをついてしまった。


「咲紀はドジだから、それが喧嘩に出るとやべーよな。」


うん、自覚してます。


「そこは、なんとかするっ!!」


毎日のようにドジをする私だからみんな喧嘩にだすのは心配らしい。


「おー、咲紀じゃん!!もう来てたのー?はやいねっ!!」


学校から帰ってきた遥ちゃんたち。


毎日学校へしっかり行く遥ちゃん。その代わりと言っては何だけど、他の誰かが必ず私の回りについててくれる。


いつ狙われるか分からないからね。


まだまだ私が未熟だからなのもあるしちゃんと、頑張らなくちゃだな。