陽斗に促され双子の家に入る。
陽斗の先には四人ぶんのお茶とお菓子を持った悠斗と驚いた顔をしている絢香がいた。
「え.....いつもそこから?」
「りっちゃんの部屋と俺たちの部屋は繋がってるんだよねー。」
「ねー」
私の代わりに陽斗が答えてくれた。
「ほんとにこんな漫画みたいなことあるんだ.....」
「あるんですねー。」
「じゃあ、始めようか。」
陽斗が手を叩いて、勉強会が始まった。
長方形の机で私と絢香が隣に座り、私の前に陽斗、絢香の前に悠斗が座った。
そうなると、私には陽斗、絢香には悠斗という先生がつく。


