次の日の放課後。 今日は珍しいメンバーで帰っていた。 風間双子と絢香と私。 歩きの私たちと違って、絢香は電車通学。 めんど臭いということで、直接行くことになったのだ。 「一旦帰るね。」 家の前で一回別れた。 「先に部屋行ってるからね。」 「はーい。」 自分の部屋でいらない荷物を置く。 軽くなったカバンを持って、隣の家の窓を叩く。 少ししてから「はーい」と陽斗の声がした。 そしてがらがらと窓が開いた。