私は二つ返事で快諾した。



はじめての友達がすごく嬉しくて、斎藤さんの第一印象の怖い印象はなくなった。



その日はずっと斎藤さんのグループに混ざって生活した。


そしてあっという間に昼休みになった。


斎藤さんはそこら辺の椅子や机を集めてお弁当を広げた。


そこに他のクラスからも人が集まってすぐに大量の椅子が埋まっていく。


すると、いつものように悠斗と陽斗がきた。


そっか。私は今まで二人と食べていたんだ。


こういうときはどうすればいいんだろう。


私が困っていると、斎藤さんは二つ新しく椅子をくっつけて、


「どうぞー一緒に食べよう?」


といつもより声高く言った。


他のみんなも笑顔で二人を見ている。


やっぱりみんなも二人と話したいんだな。