日曜日も過ぎ、月曜日。



いつものように朝、二人と別れ自分の教室に向かうと、見慣れない姿があった。



その人は、「あ、立花さん。」と言い、またうつむいた。



横には友達らしき人がいて、何かをその人に言っている。



よく見るとみんな先輩だ。



ずっとうつむいていた先輩が顔を上げた。



その顔には見覚えがあった。



「リレーで隣を走っていた.....!」



私がそういうと、先輩は肩をビクッと揺らした。



この人は、リレーの時にぶつかった先輩だ。





「ごめんなさい!」



先輩が頭を下げて私に謝った。