二人で席に戻ると、注目を浴びた。 きっと斎藤さんに連れていかれたから、なにかされたと思っているんだろう。 それか絢香と一緒にいることを不思議に思われているのか。 前で歩く絢香は全く気にしない様子だった。 さすがですね。 席に座ると、陽斗が走ってきた。 「あ!りっちゃん!大丈夫?どこにもいないから探したんだけど、斎藤さんに連れていかれたって言うから.....」 そっか応援するって約束してたんだった。 「ごめんね。走ってるの見れなかった。」