でもその子はトモに向けたような怯えた表情を私に向けて、帰っていってしまった。
「そっか。」
あの子からしたら、私も一緒にいじめている一人なんだろう。
「帰ろう。」
汚れたスカートをはらって、私は家に帰った。
その日からひとりぼっち生活が始まった。
トモたちからは無視された。
というかもう私から声をかけなくなった。
周りの人も遠巻きに何があったのかと見てるだけ。
そんなとき、声をかけてくれた子がいた。
すごく嬉しかった。
その日から今度はその子たちと過ごすことになった。
トモたちと出会う前にその子に出会っていればな。
私の生活も変わっていたのかな。
1ヶ月ぐらい経った頃。


