「大丈夫?律花と....えーっと....藤井さん?」 そう言ってへなへなと座り込んでしまった私を起き上がらせてくれた。 「うん。ありがとう。」 「よかった。今度は助けられて。」 そう言って斎藤さんとは逆の方向に歩いていった。 悠斗の言葉で胸がズキリと傷んだ。 「ありがとね。藤井さん。」 「なに言ってんの。私はなにもしてないよ。」 やっぱり藤井さんはやさしいな。 私は首を振った。 「ううん。私、藤井さんが来てくれたときかっこいいって思ったし、心強かった。」