「待って、もう止めようよ。」


一人の子が声の正体に気付いて斎藤さんに駆け寄った。


「なによ!」


「だって....」


その子が言いずらそうに指を指した。


その場の全員がそこに注目した。


そこにいたのは、


「風間くん.....」


悠斗だった。


斎藤さんの顔が青ざめている。


「友達面して利用して、しかも暴力とか....お前らみたいな大人数じゃないとなにもできないやつ大嫌いなんだよ!」