「ふぅ.....」


一人だとやっぱりはかどらない。


休んでいた手をまた働かせる。


すると、横から私じゃない腕が伸びてきた。


「ここ、塗ればいいの?」


顔をあげるとそこにいたのは藤井さんだった。


「藤井さん!どこいってたの?」


「別に....どこでもいいでしょ?」


冷たい.....


必要なこと以外は話さないようだ。